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てんトゥー
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副指導教員制度というものがありまして。
どういうものかというと、修士論文の査定をするときに自分の指導教官以外に、別の研究室などから副指導教官を3人設けて、その人たちにも研究を吟味してもらうというものであります。
その関係で、今日副指導教官を一部交えて、自分の研究内容と今やってること、今後の予定などをプレゼンして参りました。ボロッボロでしたが。
まぁそれはいつもの事なので置いといて。
今日その中で出てきたちょっと興味を引かれた話を一つ。
生物の体は『タンパク質』で出来ています。
生物種によって差は有りますが、それこそ何千、何万種類もあります。
それらのタンパク質を作り出すのが『遺伝子』です。
ちなみにタンパク質を作らない遺伝子も有ります。
たとえば、遺伝子がタンパク質を作るのを手伝う為だけにいる遺伝子もあります。
よく聞く『ゲノム』というのはこのタンパク質を作る遺伝子も作らない遺伝子も全部ひっくるめたもののことです。まぁ体の設計図みたいなものです。
んで、そういう遺伝子の機能を調べるために、よく『機能阻害実験』というものをやります。
調べたい遺伝子を働かないようにして、受精卵から生まれるまで、また生まれてから、生物の体にどんな影響が出るかを調べる実験です。
たとえば、機能が分かっていない遺伝子があったとします。生物はホヤにしときましょう。
その遺伝子だけ特異的に働かないように仕向け、生まれさせてみたら、なんと頭が短いホヤが生まれました。それによってこの道の遺伝子は『頭の形成』に関わる遺伝子ではないかと推測することが出来ます。
まあそういう風に調べるんですが。
結構な頻度で、機能を破壊しても何の異常も出てこないっていう遺伝子ってのも有ったりするんですよね。
そういう遺伝子を調べるのはさてどうしたらいいのか。というか本当にこの遺伝子はこの生物にとって必要なもんなのか。
と、今日まで疑問に思っていました(自分ではそういう実験やったこと無いですけど)。
さて話は戻って、今日の副指導教官制度のディベートにて。
副指導教官の先生がこんなこといってました。
『結構潰しても何の異常も出てこなくってどうしようって言ってる人多いけど、そういうのって何世代か追跡しないと分からなかったりするんだよね~。10世代ぐらい後になってからその個体の系統だけ全滅した!とかあったりするから』
おおぉ~!∑(・∀・)
なるほど!!
そして自分の所属してる研究室の准教授の先生がこういった
『そうだよねー、壊して見た目何もおきなくっても、もしかしたら彼らは『なんかダルイ』って思ってるかもしれないしね~』
ちょwww
確かにwでもなんかダルイってwwww
と、ここで話は終わるんですが。
自分にとって何が面白かったかというとですね。
一見有っても無くてもどっちでも変わんねーよ ていうものでも、長いスパンで見たらやっぱり大事だったりだとか、無くなっても致命的なダメージは受けないけれども、やっぱり無いと快適に生きていくうえで困るものとかって有ったりするんだなー って思ったわけですよ。
本当に必要の無いものって、きっと無いんだろう。知らんけど。
人間社会にも同じことが言えると思いますw以上。
今日の動画
The Stray Catsです。ネオロカビリーバンドの代表選手。ちなみに自分らのバンドも実はロカビリー系だったりする。
てかこいつら全員弾き方がヤバイ。上手いしパフォーマンスしっかりやってるしもう最高。スタンディングドラムかっこよすぎ。てか初めて知ったんだが左利きだったのかスリムジム。オイラもTwist混ぜてくれー
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